はじめに:事故後の「首の不調」に悩むあなたへ
「事故のあとから首が痛い」「上を向くと違和感がある」「湿布や薬ではなかなか良くならない」
そんな不調が長引いていませんか?
それ、**頚椎捻挫(けいついねんざ)=いわゆる“むちうち”**の可能性があります。
特に、交通事故で後ろから追突された経験のある方に多くみられ、外傷が目立たないことから見逃されがちです。

おるきの整体では、こうした交通事故後の首の痛みや不調に対して、大学病院レベルの評価と施術でアプローチしています。
また、併設の鍼灸院では「自賠責保険」を使った施術も可能です。自己負担なく治療が受けられる場合もありますので、お気軽にご相談ください。
頚椎捻挫(むちうち)の原因と発症のメカニズム
▷ 頚椎捻挫とは?
頚椎捻挫とは、首の骨(頚椎)を支える筋肉・靭帯・関節包などが、急激な衝撃により伸ばされたり傷ついたりした状態を指します。
最も多い原因は交通事故。特に追突事故では、首がムチのように前後にしなることで、周囲の組織が損傷を受けます。

▷ むちうちの主な症状
- 首の痛み・張り感・重だるさ
- 頭痛・めまい・吐き気
- 肩こり・背中の痛み
- 手のしびれ・力が入りにくい
- 倦怠感・集中力の低下

事故直後はあまり痛みがなくても、数日~数週間後に症状が出てくることもあります。
一般的な治療法とその課題点
▷ 医療機関で行われる主な治療
- レントゲンやMRIによる検査
- 消炎鎮痛剤の処方(ロキソニンなど)
- 頚椎カラー(固定具)による安静
- 電気治療・牽引などの物理療法
こうした方法で症状が軽快するケースもありますが、以下のようなお悩みを抱える方も少なくありません。
「薬を飲んでいてもよくならない」
「電気治療は気持ちいいけど変化がない」
「症状が一進一退で不安になる」
これらは、構造的な評価(どこがどのように機能していないか)や自律神経への配慮が足りていない場合によくみられます。
多くの痛みの原因“関節の機能障害”
~見逃されがちな「関節包内運動」~
「関節の痛み」では、一般的には
「軟骨がすり減ったから痛い」
「骨が変形したから痛い」
「関節に炎症があるから痛い」
と説明されます。
でも実は、これらの問題は“結果”に過ぎず、“原因”ではないことが多いのです。
その“原因”のひとつが、あまり知られていない【関節包内運動】のトラブルです。
■ 関節は「曲げる」「伸ばす」だけでは動いていない
たとえば肩を回したり、膝を曲げたりするとき、関節は大きく動いているように見えます。しかしその裏側では、骨と骨の接合部(関節)でごくわずかな“滑り”や“転がり”といったミリ単位の繊細な動きが起こっています。
この「滑り」「転がり」「回旋」などの動きをまとめて【関節包内運動】(関節内運動)と呼びます。

単純な曲げ伸ばしだけではなく、
正常な関節包内運動では『滑り』や
『転がり』によって関節面に
負担をかけない曲げ伸ばしができる
■ 関節包内運動がうまくいかないと、痛みが起こる
この関節包内運動がうまく働かなくなるとどうなるか?
- 骨と骨が正常にかみ合わなくなる
- 周囲の靭帯や筋肉に無理な力がかかる
- 関節の奥で炎症が起きやすくなる
- 動かそうとするたびに“引っかかり”や“つまり感”が出る
こうした状態を「関節機能障害」と呼び、膝で起きれば半月板損傷の、背骨(脊椎)で起きれば椎間板の変性や椎間板障害などの原因となってしまいます。
この関節機能障害は、我々医療従事者や教科書で学びます。しかし、実際の現場ではあまり注目されていません。それには、次の理由が挙げられます。

膝関節では軟骨面に圧迫が加わり、半月板損傷の原因となる
■ レントゲンやMRIでは“異常なし”でも痛い理由
関節包内運動に注目されない理由、それは、
- 関節包内運動の異常は、画像検査で写すことができない
- 関節包内運動の異常は、正確には“原因”の“原因”だから
ということです。
病院では、「病名」をつけるために画像検査などが行われます。しかし、関節包内運動はレントゲンやMRIに映ることはありません。だから、患者さんに非常に説明しづらいのです。
また、関節包内運動の異常は、正確には“原因”の“原因”であるため、説明されないことが多いのです。
どういうことかというと、
頚椎捻挫の場合、頚椎の部分で炎症や関節機能障害が起きることで痛みが出現します。この場合、むちうちの原因は頚椎部分の炎症です。
病名をつける際に必要なのはこの部分までで、炎症が起きた原因や滑走不全が生じている理由などは問題にされないのです。
つまり、
◯症状の原因である関節の不具合や炎症までを見るのが“レントゲンやMRI”などの画像検査
◎症状の原因である関節の不具合や炎症の原因である関節包内運動の異常を探すのが根治のための検査
の2つを探らなければお悩みの根治は難しいものの、関節包内運動を見逃されているがために症状の改善に至らないというパターンが非常に多いのです。



病院の役割は“正確に診断すること”です。
そのため、レントゲンやMRIなどの最先端医療機器を使用して、症状の原因である“あなたの今の状態”を教えてくれます。
しかし、もしあなたがこれまで受けた治療で改善していないのであれば、もう一つ、検査を先に進める必要があります。
“あなたの今の状態”になってしまった原因を探っていかなければいけません。
もちろん、頚椎捻挫の多くのケースでは、交通事故という明確なイベントが発症の起点となるため、『今の状態になった原因は交通事故だよ!』と思うかもしれません。
しかし、交通事故という身体に大きなストレスがかかるイベントの後では、全身の筋肉の動きがおかしくなっています。その結果、患部に大きな負担がかかる状態になっていることも少なくありません。
その場合、以下の運動連鎖という考え方を知っておくことで、頚椎に負担が集中する原因がわかることがあります。
患部に負担をかけるもう一つの原因〜運動連鎖〜
〜運動連鎖の異常による二次的な痛み〜
痛みのある部位が、必ずしも“本当の原因”とは限りません。
たとえば膝が痛くても、問題の出発点は股関節や足首にある場合もあります。
このような現象の背景には、「運動連鎖(うんどうれんさ)」と呼ばれる身体全体の連動した仕組みが関係しています。
詳しくは別のページで紹介していますので、そちらをご覧ください。
● 運動連鎖とは?
運動連鎖とは、一つの関節や筋肉の動きが、他の部位にまで影響を与える現象のことを指します。
人間の身体は、足から頭まで「つながって」動いています。
たとえば、歩くときには股関節・膝・足首が連動して動き、片方の足が動けば骨盤や背骨も微細に動きます。
このような連携によってスムーズで自然な動作が可能になるのです。
● 運動連鎖が崩れるとどうなる?
ところが、どこかの動きが悪くなると、この運動のバランスが崩れてしまいます。
たとえば股関節が硬いと、それをかばうように膝や腰が必要以上に動こうとして負担が集中します。
このように、原因は他にあるのに、結果として負担が集まり「患部」となる場所に痛みが出るのが、運動連鎖の異常による痛みの特徴です。
● 痛みのある場所だけを治療しても良くならない理由
運動連鎖の異常が背景にある場合、痛みが出ている患部だけをマッサージしたり電気を当てたりしても、一時的にしか改善しないことが多くあります。
それは、根本原因が他の場所にあるためです。
いわば「火事場に水をかけても、出火元に火が残っていれば再燃する」のと同じです。
右(スマホでは下)の図を見てください。
これは普段、私がセミナー等で鍼灸師さんや整体師さんに教える時に使っている資料の一部です。
この図では、運動連鎖の不具合は何かしらの身体的不具合(原因)に当たります。
この運動連鎖の不具合を放置すると、患部に負担が溜まり始めます。
患部の負担を放置するとやがて痛みや自律神経症状など“症状”としてお身体の不調が顕在化、さらに放置すると病院の検査で画像上の問題が見つかる“結果=あなたの今の状態”へとつながるのです。

● 正しい評価が根本治療への第一歩
そのため当院では、「なぜそこに痛みが出たのか?」「どこから連鎖が崩れているのか?」という点に重点を置いて検査を行います。
たとえ膝の痛みで来院された方でも、股関節や足首、場合によっては鎖骨の動きまでチェックするのは、全身の連動を見極め、根本原因を探るためです。
おるきの整体の統合アプローチ:構造×神経×動きで根本改善へ
当院では、以下の4つのステップで施術を進めていきます。
① IRT療法による原因の特定
首そのものだけでなく、胸椎・肩甲骨・骨盤の連動性まで丁寧に評価します。
動きの中で“引っかかり”を探し出し、原因のある部位へアプローチ。
② PNFやマッサージによる周辺組織の調整
緊張の強い筋肉を優しくリリース。必要に応じて、頚部から胸郭にかけての滑走性を高めます。
③ オステオパシーや頭蓋調整で自律神経への働きかけ
事故のショックやストレスで交感神経が優位になりがちな身体を、副交感神経優位のリラックス状態へ導きます。
④ 関節マニュピレーションによる頚椎の機能回復
最後に、関節の微細な動き(滑り・回旋)を調整し、本来の可動性を取り戻します。
よくあるご質問 Q&A
Q. 保険(自賠責)は使えますか?
はい。交通事故による頚椎捻挫の場合は自賠責保険が適用可能です。
整形外科との併用通院も可能ですので、まずはご相談ください。
Q. 病院で異常なしと言われましたが、首が痛いです。
画像では問題がない場合でも、筋肉・関節・神経の機能的な問題が残っていることはよくあります。
当院では“動きの評価”からその原因を見つけていきます。
Q. どれくらいで改善しますか?
軽症であれば1〜2回、慢性化している場合は5〜10回程度の通院で改善される方が多いです。
施術の流れ・料金
- 初回(問診・検査・施術):¥9,900(税込)
- 2回目以降:¥4,290〜¥7,700(税込)
※施術内容や回数によりプランをご提案いたします。
👉 自賠責保険適用の方は自己負担0円で受けられます。
まとめ:交通事故後の首の違和感、我慢しないでください
頚椎捻挫は「レントゲンで異常がないから大丈夫」と思われがちですが、見えない不調こそ日常生活を大きく制限してしまいます。
私たちは、大学病院で培った技術をベースに、あなたの症状の本当の原因を見つけ、最短ルートで改善を目指します。
交通事故後の首の痛み・不調でお悩みの方は、
👉「福岡市西区 むちうち 整体」でお探しなら、おるきの整体にぜひご相談ください。
