なぜ“大学病院の技術”が地域に必要なのか?
おるきの整体は、「大学病院の技術を地域に」というコンセプトを掲げて開院しました。
大学病院には、地域の医療機関では改善しなかった患者さんが多く集まります。中には、何年も症状に苦しみ、ようやく紹介状を得て来院された方も少なくありませんでした。
施術によって症状が改善し、笑顔で帰っていかれる姿を見るたびに、治療家としてのやりがいを感じる反面、心のどこかでこう思っていました——
「もっと早く出会えていたら、この人はここまで苦しまなくてよかったのではないか?」

大学病院は“特定機能病院”として、高度な医療を提供する役割を担っています。しかしその反面、紹介状がなければ受診できない、予約が取りにくいなど、ハードルの高さが現実としてあります。
「大学病院に紹介されるほど悪化する前に、もっと早く相談できる場所があったら…」
そう強く思ったことが、おるきの整体の原点です。
地域密着型の治療院として、最初の相談窓口となること。 それが私たちの目指すべき役割だと考えています。
「仁術」とは何か? ある若者の施術から生まれた覚悟
私が“仁術”という言葉の本当の意味を知ったのは、大学病院でのある経験がきっかけでした。
それは、20歳の大学生が来院した時のことです。 彼は陸上部のエースとして将来を期待されていた選手でした。 主訴は「腰の痛み」。地元の病院では「ヘルニアではない」とされ、しかし主治医からは「股関節の問題」であると説明を受けていました。
診断は臼蓋形成不全。いわゆる“生まれつきの構造異常”で、彼には手術の選択肢しか残されていないと言われていました。
「なんとかこの子を救ってやってほしい」と、顧問の先生と共に私のもとを訪れた彼。 私は当時、まだ臨床経験も浅く、技術も未熟でした。
結果、私の手では改善に導けず、彼は20歳という若さで人工関節を埋め込むことになったのです。

その時私は、心が折れそうになりました。 自分の未熟さ、甘さ、準備不足を痛感しました。 そして、「治せなかった」という現実に、初めて本気で打ちのめされたのです。
そのとき、私の師匠がこう言ってくれました。
「小野くん。どんなに技術を高めても、100%の患者さんを救える人間なんていない。 でもね、失敗をただの失敗で終わらせてはいけない。治せなかった人の分だけ成長しなさい。それが、君が命に関わる仕事ではないと考えていた治療家という仕事だよ。」
涙が出ました。 このとき、私は決意しました。
「一流の技術者である前に、一流の“人”になろう」
そして今も、治せなかった彼の存在が、私の原動力となっています。
病気を診るのではなく、“人生を診る”という視点
私たち治療家は、医師のように命を救うことはできません。 ですが、今では、私たちの仕事は“人生を救うことができる”と考えています。
たとえば、あるおばあちゃんがこうおっしゃいました。
「膝が痛くてお風呂も諦めていたけど、治療を受けてからは一人で歩いて温泉旅行に行けるようになった」
また別の患者さんは、
「肩が痛くて、病院では『お迎えまであと2〜3年だから我慢しなさい』と言われていた。でも、勇気を出して相談してよかった」
——こうした言葉の一つひとつが、私たちの誇りです。
「痛みが取れた」ではなく、「人生が変わった」 そう言っていただけるような施術を、私たちは“仁術”と呼びたいのです。
おるきの整体が目指す「最初の相談窓口」
「とりあえず病院に行って、異常がなければ様子見」 「整形外科では湿布と痛み止め」
——そんな選択肢しか知らなかった方に、 「最初に相談できる場所があるんだ」と思ってもらえること。 それが、私たちの使命です。
そのために、大学病院で培った評価力・診断力・施術力を、地域密着型の整体として提供しています。
科学的根拠と直感を融合した「IRT療法」の誕生
私たちが開発した**IRT療法(インピンジメント・リリース・テクニック)**は、 大学病院での臨床と、10万件を超える施術データをもとに体系化した独自の技術です。
IRT療法の評価ステップ
- ① 身体のどこかに不具合が生じた段階
- ② その影響で患部に負担がかかり始めた段階
- ③ 痛みや自律神経症状が出始めた段階
- ④ 関節や身体が機能障害となり、病院で“病名”が付く段階

一般的な医療は④になってからでないと“異常”と見なされません。
でも、患者さんが本当に苦しみ始めるのは①〜③です。 ここに、私たちの介入余地があります。
見つからない原因を、動きの評価と触診で見つけ出す
それが、おるきの整体が行う「仁術」の一つの形です。
私たちの信念——「一流でなお、挑戦者。」
私たちは、完璧ではありません。 でも、挑戦する姿勢は決して止めません。
技術を磨き、知識を更新し、 一人でも多くの患者さんに「ここに来て良かった」と思ってもらえるよう、 今も学び続けています。
これは、かつて私が救えなかったあの若者への、 そして、これから出会うあなたへの、誓いです。
まとめ:大学病院の技術を、あなたの街に
どこに行っても良くならなかった。 でも、手術を受けるにはまだ早い。 自律神経のせいだとあきらめている。
そんなあなたにこそ、「最初に相談できる治療院」として、おるきの整体はここにあります。
仁術とは、心をもって施術すること。 そして、地域に生きる人の人生を明るく照らすこと。
大学病院の知見と現場の経験を、今宿・福岡市西区の皆様へ。
お悩みが病名になる前に。 ぜひ一度、私たちにご相談ください。
福岡市西区の整体治療
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