はじめに:急にドキドキ…その“動悸”、放っておかないで
「急に心臓がドキドキして苦しくなる…」
「寝ようとすると胸がバクバクして眠れない」
「病院で“異常なし”と言われたけど、動悸が気になる」
このようなお悩みを抱えていませんか?
特に40〜50代の女性は、更年期やストレス、自律神経の乱れなど、心臓に異常がないにも関わらず動悸が現れるケースが少なくありません。

でも、なかには「重大な病気のサイン(レッドフラッグ)」が隠れていることもあるため、自己判断で放置せず、まずは正しく原因を見極めることが大切です。
この記事では、動悸の種類や考えられる原因、病院での対応、そして私たち「おるきの整体」で行っている統合医療的なアプローチまで、わかりやすくお伝えします。
動悸とは?〜考えられる原因と分類〜
動悸とは、「自分の心臓の鼓動を強く・速く・不規則に感じる状態」を指します。
動悸の主なタイプ
タイプ | 特徴 | 主な原因 |
---|---|---|
頻脈性の動悸 | 心拍数が早くなる(100回/分以上) | 自律神経の乱れ、不安、貧血、甲状腺機能亢進 |
不整脈性の動悸 | 脈が飛ぶ、リズムがバラバラ | 心房細動、期外収縮、ストレス、加齢 |
発作性の動悸 | 急に始まり、しばらくして止まる | 自律神経の異常、POTS(起立性調節障害)など |
自覚過敏型の動悸 | 心拍数は正常だが、鼓動を強く感じる | 自律神経過敏、パニック症状、更年期障害 |
これらのうち、「自律神経の乱れ」が関与しているケースでは、検査をしても異常が見つからないことが多く、症状だけが残ってしまい、長期間悩まされることになります。
レッドフラッグ:すぐに病院へ!見逃してはいけない動悸のサイン
動悸の中には、命に関わる心疾患・内科疾患が関与している可能性もあります。
以下のような動悸がある場合は、すぐに医療機関へ:
- 胸痛を伴う(締め付けられるような圧迫感)
- めまいや失神を伴う
- 動悸が安静時に突然起こり、持続する
- 呼吸困難・冷や汗・顔面蒼白を伴う
- 家族に心疾患や突然死の既往がある
- 高熱や極度の疲労とともに出現
- 1分間に120回以上の頻脈が持続する
これらは心筋梗塞、不整脈、心不全、甲状腺クリーゼ、感染性心内膜炎などの重大疾患の可能性があり、整体では対応できません。
まずは循環器内科での診察・検査(心電図・ホルター心電図・血液検査・心エコーなど)を優先してください。

病院で「異常なし」と言われた動悸の正体
「心電図も血液検査も異常なし。でも動悸が続く…」
そうした方の多くは、以下のような“機能的な原因”が関係していると考えられます。
自律神経失調による動悸
- ストレス・不安・緊張
- 睡眠不足
- ホルモンバランスの乱れ(更年期・PMSなど)
- 首や肩周りの筋緊張(頸性自律神経症状)
交感神経が過剰に働きすぎると、少しの刺激で心拍数が上がりやすくなります。
また、首・背中・顎・呼吸筋の過緊張も交感神経を刺激し、心臓の拍動を高めてしまいます。
一般的な治療法とその課題
病院では以下のような対応が取られることが多いです。
原因 | 主な対応 |
---|---|
不整脈や心疾患 | βブロッカー、抗不整脈薬、ペースメーカーなど |
甲状腺機能亢進 | 甲状腺ホルモン抑制薬、手術 |
自律神経失調・ストレス性 | 抗不安薬、漢方薬、精神療法 |
ただし、以下のような課題もあります。
- 「検査で異常なし」と言われたが症状が続く
- 薬で症状は抑えられるが根本的には改善しない
- 薬の副作用(眠気、だるさ)がつらい
このような背景から、「身体の使い方」や「神経系へのアプローチ」が必要になるケースが増えています。
おるきの整体が考える“動悸”の本当の原因とアプローチ
IRT療法による統合医療的な視点
私たち「おるきの整体」では、動悸に対して以下のようなアプローチを行います。
Step 1:原因の特定(IRT検査)
- 呼吸時の胸郭の動き
- 頸椎・胸椎の可動性
- 肋骨や横隔膜の緊張
- 自律神経の評価(副交感神経が働いているか)
→ 動悸の背景にある「身体の過緊張」「神経の過敏さ」を見極めます。

Step 2:身体からのアプローチ
- PNFや筋膜リリースで、胸郭周囲の過緊張を解除
- オステオパシーや頭蓋リリースで副交感神経を活性化
- 呼吸筋・腹部・骨盤の連動性調整
Step 3:神経系・心理面へのアプローチ
- 深層呼吸の再教育
- セロトニン分泌を促す生活指導(光・運動・栄養)
- 「不安や緊張を引き起こす姿勢・筋肉の使い方」の修正
「その場で変化がわかる」ことを大切にしています
当院では施術前後で、呼吸のしやすさ、心拍数の落ち着き、胸部の圧迫感の変化などをその場で確認していただきながら進めていきます。
よくあるご質問
Q. 心電図は異常なしでしたが、動悸が止まりません…整体で改善しますか?
→ はい。原因が自律神経や姿勢にある場合、整体で大きく改善することが多いです。
Q. おるきさんは鍼灸院では?
→ 鍼灸院でしたが、鍼が苦手だけど動悸で困っているという方のためにも整体だけの施術コースも作りました。刺さない鍼や手技療法、オステオパシーを中心に行いますのでご安心ください。
Q. どれくらい通えば改善しますか?
→ 軽症であれば1〜2回で変化が出る方もいます。慢性化している方は5〜8回を目安に段階的に調整していきます。
施術の流れと料金について
- 初回料金:¥9,900(税込)
問診・評価・検査・施術(約60〜90分) - 2回目以降:¥4,290〜¥7,700(税込)
施術内容・プランに応じてご提案いたします。
患者様の声・症例
50代女性/会社員
会社に向かおうとすると動悸がしてパニック発作を起こすようになっていました。夜も寝つけず、私って鬱なのかな?と考えるようになっていました。実際に病院では「鬱」と言われ、安定剤が手放せなくなりました。
おるきで整体を受けた後、自宅でできることを教えてもらい、「あ、まだ自分でこんなにもできることがあるんだ。」って前向きになれたことがまず一番の収穫でした。
セルフケアも簡単に続けることができ、気づけば睡眠導入剤なしでも眠れるようになりました。
それから前向きになり、今では職場方面への電車に乗ることもできるようになっています。
次の目標は職場復帰です。それまで、お願いいたします。
まとめ:その“ドキドキ”、自律神経と体のサインかもしれません
検査で「異常なし」でも、身体は何かを訴えているかもしれません。
当院では、あなたの「不安」と「動悸」の両方に寄り添いながら、根本からの改善をサポートします。