主な腰痛の種類と原因
腰痛にはさまざまな原因があり、「どこに行っても良くならない腰痛」の多くは、原因の見立てに誤りがあることが多いのです。
ここでは、代表的な腰痛の種類と、それぞれに対する対応方法について詳しく解説します。
まずは分類を以下のように整理してみます。
腰痛の主な6つのタイプ
- 筋・筋膜性腰痛
- 椎間関節性腰痛
- 椎間板性腰痛(ヘルニア・変性など)
- 腰部脊柱管狭窄症
- 心因性(ストレス関連)腰痛
- レッドフラッグに該当する腰痛(重篤な疾患が関与)
それぞれに対して、鍼灸・整体による対応が可能なものと、すぐに病院での検査が必要なものとがあります。以下で詳しく解説していきます。
① 筋・筋膜性腰痛(ぎっくり腰・慢性腰痛)
筋・筋膜性腰痛は、筋肉や筋膜に過剰な負担がかかることで起こる腰痛です。
長時間のデスクワークや中腰作業、運動不足などが引き金となり、「なんとなく腰が重い」「ピキッと急に痛くなった」というケースがよくあります。
▷ 筋・筋膜性腰痛とは?
突然動けなくなるような急性のものは「ぎっくり腰」、
じわじわと疲労が蓄積して痛みが慢性化したものは「慢性腰痛」と呼ばれます。
▷ 筋・筋膜性腰痛の主な症状
- 腰を動かすとズキッと痛む(ぎっくり腰)
- 同じ姿勢が続くと重だるくなる(慢性腰痛)
- 朝起きると腰が固まったように感じる
- 骨や神経の異常は検査で見つからない
▷ 筋・筋膜性腰痛に対する有効な治療:柔軟性と血流の改善
筋肉の緊張や血流の滞りを解消することで、症状の改善が期待できます。
ストレッチや温熱療法、姿勢の見直しなどが有効で、負担の少ない身体の使い方を身につけることも再発予防につながります。
② 椎間関節性腰痛
▷ 椎間関節性腰痛とは?
腰椎の後方にある「椎間関節」が原因となって起こる腰痛です。
この関節の可動性が失われたり、炎症や滑りの悪さが生じることで、動作時に腰痛が現れます。
加齢に伴って起こりやすく、体を反らす動きで痛みが出やすいのが特徴です。
▷ 椎間関節性腰痛の主な症状
- 起床時に腰がこわばる、重だるい
- 体を後ろに反らすと痛みが出る
- 安静にしていると軽減する傾向がある
- 背骨の際を押すと痛む
▷ 椎間関節性腰痛に対する有効な治療:関節の動きを整えること
可動域を改善し、関節にかかる負担を減らす施術が有効です。
姿勢指導や骨盤・股関節との連動性を高めるアプローチも効果的です。
③ 椎間板性腰痛(ヘルニア・変性)
▷ 椎間板性腰痛とは?
背骨の間にある「椎間板」が変性したり、突出(ヘルニア)したりすることで起こる腰痛です。
特に前かがみで悪化することが多く、椎間板にかかる圧力や神経の圧迫が関係しています。
▷ 椎間板性腰痛の主な症状
- 前かがみで痛みが強くなる
- 座っていると腰がしんどい
- 腰からお尻、太ももまでの痛みやしびれ
- 急にくしゃみ・咳をしたときに痛みが走る
▷ 椎間板性腰痛に対する有効な治療:負担の軽減と滑走の改善
椎間板そのものを直接治療することはできませんが、周囲の筋肉や関節の動きを改善することで、負担を軽くし回復を促すことが可能です。
ただし、しびれが強い場合や排尿・排便障害を伴う場合は、早めの医療機関受診が必要です。
④ 脊柱管狭窄症(神経の通り道が狭くなることで起きる腰痛)
▷ 脊柱管狭窄症とは?
背骨の中を通る「脊柱管」が加齢や変性により狭くなり、神経が圧迫されることで起こる腰痛や下肢の症状です。
主に中高年に多く、立ちっぱなしや歩行で症状が出現・悪化することが特徴です。
▷ 脊柱管狭窄症の主な症状
- 少し歩くと足がしびれる、痛くなる(間欠性跛行)
- 前かがみになると症状が軽くなる
- 足の力が入りにくい、感覚が鈍くなる
- 腰自体はそれほど痛くないこともある
▷ 脊柱管狭窄症に対する有効な治療:神経圧迫の軽減と代償運動の調整
手術が必要なケースもありますが、軽度〜中等度であれば、神経の通りを妨げている筋肉や関節の動きを調整することで症状を緩和できます。
また、代償的に変化した歩き方や姿勢を修正することも、長期的な改善には不可欠です。
⑤ 心因性腰痛(ストレスや自律神経の乱れによる腰痛)
▷ 心因性腰痛とは?
検査では異常が見つからないにもかかわらず、慢性的に痛みや違和感が続く腰痛です。
背景にはストレスや不安、生活リズムの乱れ、睡眠不足など、自律神経の働きが乱れていることが関係している場合が多くあります。
▷ 心因性腰痛の主な症状
- 仕事や家庭のストレスがあると痛みが増す
- 腰だけでなく、肩や背中など他の部位も不調
- 朝起きたときから重だるい
- 不安や緊張感が取れない
▷ 心因性腰痛に対する有効な治療:自律神経の安定と全身調整
体をほぐすだけでなく、安心感やリラックス感を引き出す刺激が有効です。
軽い刺激、呼吸に着目した施術、生活指導などを組み合わせることで、痛みに過敏になった神経の働きを整えていきます。
⑥ レッドフラッグに該当する腰痛(重大な病気が隠れている場合)
▷ 重大な病気が隠れている腰痛
内臓疾患、がん、感染症、骨折など、命に関わる重大な疾患が原因で起こる腰痛です。
一般的な腰痛とは異なり、特徴的な危険サイン(レッドフラッグ)があるため、早急な医療機関での対応が必要です。
▷ レッドフラッグ腰痛の主な症状
- 安静にしていても強い痛みが続く(夜間痛)
- 高熱や急な体重減少がある
- 排尿・排便がうまくいかない(膀胱直腸障害)
- 股の間(会陰部)のしびれ
- 骨粗鬆症がある人の転倒後の腰痛
▷ レッドフラッグ腰痛に対する有効な治療:まずは医療機関での検査
このような症状がある場合、施術院での対応よりも早期の病院受診が最優先です。
必要に応じて画像診断や血液検査を受け、命に関わる疾患を除外した上で、必要があればその後のケアに施術が役立ちます。
病院で「異常なし」と言われたのに痛い理由
レントゲンやMRIを撮って「骨には異常ないですね」と言われたのに、腰の痛みはなかなか治らない——。
そんな経験はありませんか?
実はこうしたケースはとても多く、「検査で異常がない」=「原因がない」ではないのです。
画像に映らない原因が腰痛の背景に潜んでいることもあります。
▷ どんな状態が「異常なし」と言われるのか?
病院でよく使われる検査(レントゲンやMRIなど)は、主に「骨や神経、明らかな構造異常」を見るためのものです。
つまり、筋肉の緊張や関節の動きの悪さ、筋膜の癒着、姿勢のクセなど、“機能的な問題”は映らないのです。
▷ 「異常なし」と言われる腰痛の主な原因
- 筋肉や筋膜の慢性的な緊張
- 関節の微細な引っかかり(滑走障害)
- 姿勢や体の使い方のクセ
- 自律神経の乱れやストレス
- 内臓疲労による関連痛
▷ 痛みがあるのに異常がない理由
これらの問題は、身体のバランスや動きの偏りを生み、結果として腰にだけ負担が集中してしまう状態をつくります。
こうした負担が蓄積すると、**検査では異常が見つからない「機能的腰痛」**が慢性化していきます。
特に日本の医療制度では、「画像で異常がなければ痛み止めで様子見」が一般的な対応となるため、根本的な原因にアプローチされないまま放置されがちです。
▷ 検査で異常がなくても、身体は悲鳴をあげている
- 「骨はきれいですよ」と言われても痛い
- 湿布や痛み止めでごまかしてきたが限界
- 朝はつらいけど、日中はなんとかなる
- 不安になるほど痛いのに、異常なしと言われて混乱する
こうした方は、画像に映らない「機能異常」に目を向ける必要があるかもしれません。
検査に頼る医療も重要ですが、身体の動きや使い方に注目する視点もまた、回復のカギとなります。
▷ 機能的な問題には、動きと反応を診る評価が必要
当院では、こうした「異常なし」と言われた方に対しても、姿勢や関節の動き、筋肉の反応を細かく観察し、
どこに負担が集中しているのかを明らかにしていきます。
痛みの原因が「見つからなかった」ではなく、「見つける視点が違っていた」ということは実際によくあるのです。
▷ まとめ:検査でわからない腰痛も、あきらめないで
レントゲンやMRIはあくまで一つの判断材料にすぎません。
もし、検査で異常がないのに腰痛が続いているなら、「体の使い方」に注目したアプローチを選択肢に加えてみてください。
「原因不明のまま我慢し続ける」必要は、もうありません。
腰をマッサージしても良くならないのはなぜ?
「腰が痛いから、腰を揉んでもらったのに…またすぐ痛くなった」
「その場では気持ちよかったけど、根本的には変わっていない気がする」
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか?
実は、腰痛の根本的な原因は、“腰そのもの”にはないことが多いのです。
▷ マッサージではなぜ根本的に治らないのか?
マッサージは、筋肉をほぐして血流を改善することで一時的に楽になることがあります。
しかし、「腰の筋肉が固くなる原因」が他にある場合、そこを見落としていると再発を繰り返すことになります。
▷ 腰痛の原因が腰以外にあるケースとは?
- 股関節の動きが悪くて、代償的に腰に負担がかかっている
- 背骨や骨盤の可動性が低下し、腰がかばって動いている
- 足首や膝のトラブルから、動作全体が崩れている
- 呼吸が浅く、腰背部の緊張が抜けない状態が続いている
このように、腰は“結果として”痛くなっているだけで、真の原因は別の部位にあることが非常に多いのです。
▷ 主な「腰以外に原因がある」腰痛のサイン
- マッサージを受けてもすぐに戻る
- いろいろな治療を試しても根本的な改善がない
- 動作や姿勢で痛みが強くなったり和らいだりする
- 腰よりも股関節や足の動きが硬い
こうしたサインがある場合、腰を揉むだけでは改善が難しいと考えられます。
▷ 本当に必要なのは「痛みの出ている腰」ではなく「負担をかけている原因」へのアプローチ
身体は全体でバランスを取りながら動いています。
一部の関節や筋肉に制限があると、その分、他の部位が過剰にがんばることになります。
腰はその“がんばらされている”代表格とも言えます。
そのため、症状のある場所=原因の場所ではないという視点で身体を評価し直すことが大切です。
▷ まとめ:腰が痛いときほど、腰ばかりを見ないことが大切
腰を揉むことが悪いわけではありません。
ただし、腰を揉んでもよくならない場合、それは「そこが原因ではない」という身体からのサインです。
「腰以外のどこに原因があるのか?」を探し、全体の動きの中で再評価する視点が、慢性腰痛改善の第一歩になります。
腰痛の時にやってはいけないこと
▷ 腰痛のときにやってはいけないセルフケア
まずは、無意識にやってしまいがちな「腰痛を悪化させる行動」から見ていきましょう。
- 朝起きてすぐの強いストレッチ
→ 起床直後は筋肉や関節が硬く、無理なストレッチでぎっくり腰になることも。 - 腰だけを反らす運動(反復腰伸展)
→ 特定の腰痛には逆効果になる場合もあり、注意が必要です。 - 痛み止めや湿布だけに頼って安静にしすぎる
→ 動かさなさすぎても筋肉が硬くなり、かえって治りが遅くなります。 - 腰を強く叩く・揉むなどの刺激が強すぎる行為
→ 一時的に気持ちよくても、筋肉や神経を傷つけることがあります。 - 「炎症があるから」といって冷やす(アイシング)
→ 実は、アイシングの本来の目的は「出血を抑えること」です。
外傷直後の捻挫や打撲のように出血を伴う急性期には有効ですが、
腰痛のように出血のない慢性的な炎症では、冷やしても治りが早くなるという証拠はありません。
むしろ、冷やすことで筋肉が硬くなり、痛みが悪化する可能性があるという研究もあります。
※なお、湿布に含まれる「冷感成分」はあくまで感覚的にひんやり感じるだけで、
実際に筋肉を冷却するほどの温度低下は起こしません。筋肉を硬くする作用もないため、
消炎鎮痛という点では湿布は適切な対応と言えます。
また、内出血や出血がある場合では今度は温めると悪化することがあります。この時には、
拍動性に疼くような痛みを感じるので、もし温めて疼くようであればすぐに冷やしてください。
病院と治療院(鍼灸院・整体院など)の違い
腰痛がなかなか治らないとき、
「病院に行くべきか?」「整骨院や鍼灸院でいいのか?」と迷う方も多いと思います。
実際、それぞれの施設にはできること・できないことがあり、役割も大きく異なります。
ここでは、腰痛の対応において、病院と治療院(鍼灸院・整体院など)の違いをわかりやすく整理します。
▷ 病院(整形外科)の役割と特徴
病院や整形外科では、主に検査と診断、薬や注射、手術などの医療的な介入が行われます。
- レントゲンやMRIなどの画像検査ができる
- 骨折・ヘルニア・腫瘍などの器質的異常の診断が可能
- 薬(消炎鎮痛剤)やブロック注射などの処方が受けられる
- 重篤な疾患(レッドフラッグ)への対応ができる
🔎 こんなときは病院へ
- しびれや脱力が急激に強くなった
- 排尿・排便に異常が出ている
- 発熱や体重減少など、全身症状がある
- 明らかなケガや外傷の直後
▷ 治療院(鍼灸院・整体院・整骨院など)の役割と特徴
治療院では、身体の使い方・動き・筋肉や関節のバランスに着目し、手技や鍼などを用いた施術を行います。
- 機能的な原因(筋・関節・姿勢の歪み)へのアプローチが可能
- 医学的な異常がない「原因不明の腰痛」に対応しやすい
- 薬に頼らない自然治癒力を高める施術が受けられる
- 時間をかけた問診・カウンセリングが可能
- セルフケアや生活習慣のアドバイスも受けやすい
🔎 こんなときは治療院が向いています
- 病院で「異常なし」と言われたが痛みが続いている
- 慢性的な腰痛をなんとかしたい
- 姿勢や動きのクセを整えたい
- 薬や注射に頼りたくない
項目 | 病院(整形外科) | 治療院(鍼灸院・整体院など) |
主な目的 | 診断と医療的治療 | 機能改善と自然治癒力の活用 |
検査 | レントゲン・MRIなどが可能 | 観察・触診・動作評価など |
対応できる症状 | 急性期・重篤な症状 | 慢性腰痛・原因不明の不調 |
治療法 | 薬・注射・手術など | 手技・鍼・姿勢・セルフケア指導 |
通院スタイル | 短時間・流れ作業になりがち | 予約制でじっくり対応されることが多い |
▷ 大切なのは「どちらか」ではなく「どう組み合わせるか」
病院と治療院は、どちらが優れているという話ではありません。
それぞれの得意分野と役割を理解し、状況に応じて使い分けることが理想です。
例えば、
- 最初に病院で検査を受けて安心した上で、治療院で身体の動きの改善を行う
- 薬で痛みをコントロールしながら、根本改善の施術を併用する
といった「ハイブリッドな対応」が、現代の腰痛には非常に効果的です。
▷ まとめ:選ぶべきは「自分の状態に合った場所」
「どこに行けば正解か?」と悩むよりも、
「今の自分の状態にはどんな対応が必要か?」という視点で考えることが大切です。
検査と診断が必要なら病院へ、
動きや体の使い方にアプローチしたいなら治療院へ。
腰痛に悩む方が、自分に合った場所を選べるように、当院でも日々情報提供を続けています。
福岡市西区で腰痛治療ならどこがいい?
「福岡市西区 腰痛」で検索すると、整形外科、整骨院、整体院、鍼灸院など、たくさんの選択肢が出てきます。
でも、**いったいどこに行けばいいのか?**と迷ってしまいますよね。
ここでは、福岡市西区・今宿エリアで腰痛に悩んでいる方に向けて、治療先の選び方のポイントをお伝えします。
▷ 治療院がたくさんある地域こそ、選び方が重要
西区は人口も多く、高齢化も進んでいる地域のひとつです。
そのため、整体・整骨院・鍼灸院が非常に多く、ホームページや広告だけでは違いがわかりにくいのが現状です。
まずは「自分がどうなりたいか?」という目的から考えることが大切です。
▷ 治療院選びの目的別チェックリスト
あなたは、どんな目的で腰痛の治療を受けたいと思っていますか?
目的 | 向いている施設 |
---|---|
急な痛みを(薬で)すぐに和らげたい | 整形外科・整骨院(保険適用) |
急な痛みを(施術で)すぐに和らげたい | 自費診療メインの治療院 |
腰の疲れをほぐしてほしい | もみほぐし中心の治療院 |
長年の慢性腰痛を改善したい | 鍼灸院・整体院 |
姿勢や体の使い方を見直したい | 姿勢矯正系の整体院・鍼灸院 |
画像検査や診断を受けたい | 病院・整形外科 |
根本改善と再発予防をしたい | 自費診療メインの治療院 |
このように、目的によって行くべき場所が変わることがわかります。
▷ 治療院を選ぶときにチェックしておきたいポイント
どの施設に行くにしても、以下の点はぜひ事前に確認しておきたいところです。
- 原因の説明が明確か?(なんとなく施術していないか)
- その場しのぎではなく、根本改善の視点があるか?
- 施術の効果をその場で「症状の変化」として確認できるか?
- 国家資格を持った施術者かどうか?(鍼灸師・柔道整復師など)
- 予約制か?流れ作業になっていないか?
- 口コミや紹介が自然に集まっているか?
▷ 福岡市西区で腰痛治療を探している方へ伝えたいこと
実際に多くの患者さんが、以下のような経験をされています:
- 「マッサージしてもらってもすぐ戻る」
- 「整形外科では湿布と薬だけだった」
- 「どこも同じように見えて選べない」
- 「説明が曖昧で不安になった」
だからこそ、本当に信頼できる治療院は「選ばれる理由」があるはずです。
「どこに行くか」ではなく「誰に診てもらうか」
それが腰痛改善への大きな分かれ道になります。
▷ まとめ:福岡市西区で腰痛にお悩みなら、まずは“本当の原因”を知ることから
痛みのある場所=原因とは限りません。
腰痛の多くは、日常生活の中に隠れた原因を特定し、正しく整えることで改善可能です。
「福岡市西区 今宿周辺で、本気で腰痛をなんとかしたい」
そんなあなたに、当院のアプローチもご紹介しておきます。
当院のアプローチ:本当の原因に届く技術「IRT療法」とは
福岡市西区・今宿で腰痛に悩むあなたへ。
どこに行っても改善しない、検査では異常がない…。
そんな腰痛に対して、当院では**“動きの中に隠れた本当の原因”を見つけ出す独自の施術法=IRT療法**を提供しています。
▷ IRT療法とは?
IRT療法(インピンジメント・リリース・テクニック)は、
以下の2つの視点を軸に構成された、当院独自のアプローチです。
- 関節や筋肉の「引っかかり(=インピンジメント)」を検査で特定し、その場で解除することで、動きと痛みを改善する
- 運動連鎖(全身の組織のつながり)を評価し、痛みのある部位以外に原因があるかを正確に判断する
従来のように「腰が痛いなら腰を揉む・温める」といった対症療法ではなく、
“原因がある場所”を身体の動きの中から探し出し、ピンポイントに刺激するのが最大の特徴です。
この技術は、私(院長 小野)が大学院での研究と、大学病院での外来診療の現場で得た知見、10万件を超える臨床経験をもとに、独自に体系化しました。
▷ IRT療法が目指すもの
- 関節の微細な動きを評価し、本当の原因を特定する
- 筋肉・靭帯・筋膜など、深層組織の滑走性を回復させる
- 局所の関節の動きや運動連鎖を改善し、“本来の身体の動き”を取り戻す
- 必要最小限の刺激で、その場で変化がわかる施術を行う
▷ 実際の施術の流れ(一例)
- 動作検査:腰の前屈・後屈・回旋などから、腰と骨盤の状態を評価
- IRT評価:身体のどの部位が腰に負担をかけているかを確認
- 施術(刺さない鍼/整体手技など):特定した部位に軽い刺激を入力
- 再評価:動きと痛みの変化をその場で確認 → 原因の特定へ
- 施術(本施術):原因部位や関連部位に効果を“盛っていく”アプローチ
- 生活指導・セルフケア:再発を防ぐ体の使い方や習慣の指導
▷ よくあるご質問
Q. IRT療法は痛くありませんか?
→ 痛みが苦手な方には、刺激量を最小限に抑えたリラックスできる施術を行います。
一方で、状態によってはある程度の刺激が必要な場合もあり、希望がない限りは身体の反応に合わせた最適な刺激量を選択しています。
大切なのは、**刺激の強さよりも“原因の特定が正しいかどうか”**です。
Q. 鍼は刺しますか?
→ IRT療法では、お身体の状態に応じて刺す鍼/刺さない鍼/整体や理学療法の技術などを使い分けています。
鍼が苦手な方にも対応できるよう、刺さない技術でも同様の効果が出せるよう設計されていますので、ご安心ください。
Q. 腰には触れないこともあるんですか?
→ はい。原因が股関節や足首、背骨など他の部位にある場合、腰に直接触れずに痛みが改善することもあります。
ただし、痛みの発生源である腰も多くの場合は疲労しているため、症状の緩和も含め、原因と結果の両方にアプローチしています。
▷ なぜ当院はこの施術にたどり着いたのか?
私はもともと、“M-Test(経穴を用いた東洋医学的施術)”という方法を活用し、患者さんと一緒に「ツボで痛みが消える不思議さ」に驚き、喜び合っていました。
M-Testは福岡大学名誉教授の向野義人先生によって考案された診断と治療の技術です。M-Test自体、素晴らしい技術で、私が向野先生のもとで学んでいた時にも、アメリカやフランスなどヨーロッパ各国、韓国やドバイなど世界中から名のある治療家が勉強に訪れるという、世界的にも評価されている方法です。(小野もインストラクターマスターという最上位の資格を取得し、セミナーを担当していました。)
しかし、臨床を深めるにつれて「もっと再現性を高めて、医学としての説明ができる施術を提供したい」と強く思うようになりました。
というのも、当院には、「最後の砦」として来院される重症の患者さんが多くいらっしゃいます。
その方々と真剣に向き合うために、そして、これまで通りの施術で改善しない症状を改善させるために、治療技術を進化させ続けました。
1000本以上の論文を読みあさり、また、経穴の効果を解剖学・生理学的に説明可能なかたちに翻訳し直し、技術として体系化したもの、その施術こそが、IRT療法です。
これまで色んなアプローチを受けてきた患者様が、毎日の暮らしの中で最も症状と結びつきやすい『身体の動きの中にある“原因”』を見つけてあげるだけで大きく改善する姿を何度も見てきました。 その経験から、検査と施術が一体となったこのアプローチを、多くの方に届けたいと考えています。
▷ まとめ:原因がわからない腰痛こそ、“その場で変化が出る施術”を
- 病院では異常なしと言われた
- マッサージや電気治療では変わらなかった
- もう腰痛とは付き合うしかないと思っている
そんな方にこそ、体の“使い方”から見直す視点が必要です。
IRT療法では、その場で変化を確認しながら進めていくため、納得しながら施術を受けていただけます。
あなたの腰痛の「本当の原因」、一緒に見つけに行きましょう。
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