福岡視力障害センターで講演|治せる鍼灸師になるために大切な考え方とIRT療法

こんばんは!

おるきの整体、院長の小野です。

先日、福岡視力障害センターの3年生を対象に講演を行ってまいりました。

ご依頼をいただいたテーマが『治せる鍼灸師としての必要な考え方』だったので、今回は鍼灸師として大切にしている内容や、今現在行っている治療方法であるIRT療法についてお話させていただきました。

福岡市西区にある福岡視力障害センターで『治せる鍼灸師としての必要な考え方』を話してきたおるきの整体の院長

ご依頼いただいたテーマがテーマなので何を話すか非常に迷ったのですが、今、まさに自分が『学生の頃にこれをもっとやっておけば良かった!』と思っていることを正直に伝えてきました。

早いもので、もう鍼灸師になって16年になります。

この道もなかなか奥が深く、『治療が上手くなるのもそろそろ頭うちかなぁ?』と考える時もあるのですが、振り返るとやっぱりいつでも『3ヶ月前って下手くそだったなぁ・・・』と常に思えているので、『道半ばか・・・もっと勉強しなきゃな』って思うんですね。

自分が『上手くなった!』と感じる瞬間って、これまで苦戦していた症状を簡単に治せるようになったり、新しい発見が会った時なんです。

そして、その時に『お!これって新しい発見じゃね?』とか、『これでまた上手くなった!』と興奮して、効果があった理論の医学的背景を調べてみると、やっぱり解剖学や生理学で説明がついてしまって、『結局、教科書をどれだけ深く臨床と結びつけられているかが勝負を分けるのか・・・』と、少し悲しくなるのです。

今回、お話をさせていただいた学生たちはみんな、鍼灸師の卵です。

鍼灸って、非常に便利な道具で、『とりあえず刺してみた』でも血流が良くなったり、筋肉が緩んだりして最低限の効果が得られてしまいます。そのため、『自分はお医者さんより偉い』と勘違いしてしまう先生もいるほどなのですが、これってあんまり良くないと思うんですよね。

そこにちゃんと、医学的な裏付けがあって、再現性のある施術が提供できるから『医学』としての施術があるんです。

そして、現在は『医業類似行為』としてしか認められていない鍼灸や整体などの施術を『医学』まで引き上げるために、我々は日々頑張っているんです。

そのようなことを、股関節痛で悩んでいた学生を治せなくて泣いた過去の話を交えながら、お話させていただきました。

もちろん、IRT療法のことも話させていただいたので、何人かは簡単な五十肩ぐらいは治せるようになったのではないかと思います。

最後に、教員の先生が行ってくれた講座の感想の一部をご紹介。

参加者の感想はこんな⇩感じ。
 ・治すこと(治療効果を出すこと)の難しさを実感した。
 ・治療に至るまでの検査の重要性を実感した。
 ・実際の開業鍼灸師の知識・技術を学ぶことができ、自分の未熟さを感じた。
 ・解剖学や生理学の勉強が重要だと言うことがよくわかった。

そして、先生の感想はこんな⇩感じ。
受講した利用者は、いつになく真剣に聞き入っていました。
普段の我々の授業では、なかなか伝えきれない臨床現場の空気感や治療の難しさについてお話しいただけたことに感謝申し上げます。

基礎医学の部分って、東洋医学を学ぶとどうしても疎かにしてしまうことがあります。代替医療の、特に鍼灸師は西洋医学とは違った概念で施術を行うため、『基礎医学は勉強するけれど、もっと不思議な力を身につけたい!』って考えてしまいがちなんですよね。

それに気づいた教員の先生がいたからこそ、『小野先生の考え方で、かつ結果を出されているので、現場の第一線で活躍している立場から一番大切と思うことを伝えてあげてください。』とご依頼があったのでしょうね。

小野が教えている技術は、一部の天才がやるような奇跡的な治療ではありませんが、基礎医学に裏付けされ、応用の延長を極めた秀才型の治療だと自負しています。

参加された生徒たちがIRT療法に触れたことで、2年後、3年後に、良い治療家として巣立って行ってくれたら嬉しいなと思います。

もしかしたら、小野の講座を受けた誰かが、これを読んでくださっている未来のあなたの五十肩を治しているかもしれませんね。

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